はじめまして。
12月1日から始まった「CDP Advent Calendar」で、12月23日分を担当させて頂く、
ナレッジコミュニケーション営業のサイトウといいます。
今回12月1日から始まったAdvent Calendarの記念すべき第1回目のADSJ片山様のCDPの足跡の記事の中に「営業の方にこそCDP」というくだりがありました。
それを目にし、日々CDPにものすごく助けてられている私達も是非、参加したいと手を挙げた次第でございます。
なので、今回は「営業から見たCDP」というお題目で、多少誇張して、エピソードをご紹介させて頂きたいと思います。
「冗長化したいけど、
予算が上がると稟議が通らないから、今と同じか、それ以下でヨロシク!!」の巻き。
■適用したCDPパターン:Web Storageパターン
物理サーバと比べられてしまうと、価格の面で不利な場合ってありますよね・・・。
そんな局面に立たされた、ある営業マンの一コマをお送り致します。

「部長!ようやく物理サーバからEC2への移行にこぎつけましたよ!」
と、社内では手を取り合って喜んでいたのですが・・・そこへ一本の電話が入りました。
「せっかく提案して貰ったけど、予算の関係上、稟議が難しいんだよ。今の物理サーバと同じくらいの金額でもう一度、見積もりを貰えないかな?」
「(えーっ?!)今の物理サーバって、レンタルですよね?!」
「そう。上からのお達しで、今は冗長化もしてないし、クラウドって簡単に冗長化が出来るって聞いたから、そのへんもヨロシク!!」
「と、言う訳なんですが、部長どうしたら良いでしょうか」
「そんな時はコレだよ」
困り果てた営業マンの目の前に一冊の本が差し出されました。
クラウドデザインパターン~設計ガイド~

「これは・・・?」
「それはだね、偉人達が書き記したクラウドの道標だよ。とりあえず開いてごらん」
言われるままに頁を開くと目に飛び込んできた
Web Strageパターン
の文字。
「こ、これだーっ!!」
喜び勇んだ営業は電話に飛びつきました。

「今回のサイトは静的コンテンツですから、S3に置けるんです!しかも容量無制限のストレージですから、アクセスにも十分に耐えられます!おまけにEC2よりもお安く済んで、公開用サーバになるんですよ!」
こうして無事、稟議は通り、コーポレートサイトはAWS化されました。
S3 万歳!!
「そのうちまた使うからすぐ使えるようにしておいてで、ヨロシク!」の巻き
■適用したCDPパターン:Stampパターン
爽やかな朝。
意気揚々と出社した直後、一本の電話が鳴り響きました。
「え・・・?!ハイ、分かりました。」
「どうした―?」
「・・・部長。とうとう、クラウド界にも景気の煽りが来ましたよ。明日からEC2、 2台構成から1台にして、と言われたんです。2台で別々のサイトを運営していたのに―・・・経費、削減だそうです。上からオンプレにしろ、って有無を言わせない態度だったそうですよ。AWSだから、簡単にサーバ捨てられるでしょ、って」
「すぐにサーバが立てられて、すぐに縮小できる、
今回はAWSの利便性が仇になったなー・・・」
2人して頭を抱えていたところ、再び電話が鳴りました。
「先ほどの件ですが、いったん物理に戻っても、またAWSにする可能性もありますから今の設定の状態をそのまま維持しておいてくださいね。」
「と、お客様に言われましたが、どうしましょうか、部長」
「そんな時は、コレだ!!」
Stampパターン
「STAMP・・・?何ですかね。これは?」
「サーバーの複製が出来るらしい。」
「サーバーの複製ですかぁ・・・」
「そうか・・・そうだった!EBSですよ!EBSにAMIを格納しておけば、例えEC2が無くなったとしても、前と同じ環境を保持できますよ!!」
「なるほど!その手があったか!!OSからアプリケーションまでそのままの状態でコピーして保存して必要なときにすぐに再構築できるな。」
いかがでしたでしょうか?
皆様、技術的な観点が中心でしたので、あえてこのような形で書かせていただきました。
是非今後の執筆活動に活かしたいので、フィードバックお願いいたします(^^ )
CDPのように、体系化されており、具体的な課題や、解決方法がまとまっているものは、技術知見が低い私達にとって内容が理解しやすく、非常に役立っております。
ADSJ玉川様、片山様、cloudpack鈴木様、このような素晴らしい本を作成頂き誠にありがとうございます。
CDPの本を片手に、AWSの利用者を広めていきます!!!